クリスタで手軽にロゴ作成が可能

ロゴ作成にも使える「CLIP STUDIO PAINT」、通称「クリスタ」はロゴ作成に特化したツールではありませんが、個人でロゴを作るときによく使われていると言われているソフトウェアです。

難しい技術や知識はほとんど必要なく、素人でもそれなりのロゴが作れると人気を集めています。ここでは、個人でロゴ作成をするときに便利なツールであるクリスタについてご紹介します。合わせて、ロゴ作成の手順についても解説します。

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CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)はセルシス社が販売している、ペイントのためのソフトウェアです。パソコンやタブレット、スマートフォンなどでイラストや漫画を描けるようになっています。白地の画面がキャンパスとなって、ここにイラストやロゴを描きます。

イラストやロゴ、漫画だけでなくアニメも作ることができ、使い勝手の良いソフトとしても有名です。端末の中に保存している画像やイラストを読み込んで、クリスタで編集することも可能です。クリスタの魅力の一つは、端末やOSを選ばないところです。

自分の持っている端末やOSに合わせて使い分けることができ、WindowsならWindows用、MacならMac用のソフトウェアが準備されています。タブレットやスマートフォンは専用のアプリがあり、好きな端末で使えるのも嬉しいポイントです。

自分が持っている端末やOSに対応していないからと言って使うのを諦めることがないのは、クリスタならではです。

クリスタには大きく分けて3種類のソフトがあります。「CLIP STUDIO PAINT EX」と「CLIP STUDIO PAINT PRO」、「CLIP STUDIO PAINT DEBUT」です。EXは漫画制作に向いていると言われ、PROはイラスト、DEBUTはサンプル品の立ち位置です。

EXはクリスタのすべての機能を使えるもので、これ一つでほとんどの作業を行うことが出来ます。最上位グレードとも呼ばれていて、値段も一番高くなっています。PROはEXよりも機能は少ないですが、作業に欠かせない機能は備わっています。

EXよりも少しお手頃価格になっています。EXとPROの大きな違いは複数ページの制作が出来る機能があるかないか、アニメーション制作が出来るかどうかです。DEBUTは特典としてもらえる、クリスタのお試し版です。

購入するタイプのものではなく、端末の購入や漫画関係のイベントの参加などでもらえることが多いソフトとなります。特典としてもらうときにはシリアルナンバーが渡されて、それをダウンロードしたクリスタに入力することで使えるようになっています。

DEBUTはイラスト制作がメインで、コマ枠レイヤーやトーンレイヤー、トンボなど漫画作成に欠かせない機能が備わっています。クリスタを購入するか迷っているときやなんとなく使ってみたいときなどに便利です。

クリスタでロゴ作成をするメリットの一つに、美しい線を描けることが挙げられます。誰もが描きやすいように高度な筆圧感知を搭載して、人それぞれの描きやすい力加減で描けるようになっています。色々なタイプのペンにも対応していますので、自分が愛用しているペンでロゴを描けるのは良いところです。

線のブレを抑える機能もあり、描き始めと描き終わりの線が寄れたりしません。自然な強弱も付けられるように工夫されていますので、紙とペンで描いたような仕上がりになります。使い慣れていない人でも安心して使えるのは、魅力的な点です。

スピーディーに塗り潰しが出来るのもクリスタの特徴です。他のペイントツールの中には一つ一つ線からはみ出さないように、慎重に色を塗り潰さなければならないタイプのものもありますが、クリスタはそんな面倒な作業はしません。

選択したロゴ部分はもちろんのこと、隙間があれば隙間を閉じた状態で必要な部分だけ塗り潰してくれます。塗り潰しツールをクリックするだけで作業が完了しますので、効率的です。塗り潰しにはグラデーション機能もあり、好きな色合いを選んで綺麗なグラデーションを作れます。

「ロゴ作成に必要な経費に関する情報を紹介」

クリスタでロゴ作成をするときには、あまり多くの機能を使うことはありません。時間を掛けてじっくり仕上げるときには色々な機能を使うこともありますが、個人的にロゴ作成をするときには最低限の機能だけをマスターしていれば簡単に作れるようになっています。

使う機能はテキストや回転、拡大と縮小、カラー変更やグラデーション、図形です。これらの機能は基本中の基本でもありますので、覚えておけばロゴ作成以外にも役立てられるでしょう。

「ロゴを作成して販売したい場合のポイントを押さえよう」

クリスタでロゴを作るときには、まずフォントを探しましょう。ロゴに使いたいと思う無料のフォントを見つけたり、自分で手書きをしてロゴの元になるフォントを探し出します。きちんとした印象にしたいときには角があって太めのフォント、優しい雰囲気にしたいのなら手書き風や線の細いフォントを選びましょう。

次に、カラーを決めます。ロゴに合うカラーはどのようなものか、作りたい雰囲気に合わせて色を選ぶのが大切です。選ぶカラーによって印象はかなり変わりますので、ここは慎重に進めましょう。色を変更するときにはテキストを追加して、カラーパレットから色を選ぶだけです。

グラデーションを加えたいときにはテキストレイヤーを選択しておいて、「ラスタライズ」から透明度を保護してグラデーションにします。文字の配置を変えるときは、文字ごとに「範囲選択」から「切り取り」、「貼り付け」で位置を変えます。

文字ごとに拡大や縮小、回転をしてニュアンスを加えましょう。よりオリジナリティーを出したいときには、フォントの中にアイコンを仕込むのも一つの手です。文字をアイコンにするだけでおしゃれになり、雰囲気も出ます。

テキストレイヤーを作ったらラスタライズして、アイコンにしたい文字を消します。空いたスペースにアイコンを飾れば完成です。サブタイトルを加えたいときにはテキストレイヤーを2つ用意して、メインとなるロゴを大きく、サブタイトルを小さく配置しましょう。

サブタイトルにはロゴの意味や掲げているモットーなどを入れるとよりロゴの魅力が伝わります。

ロゴを作るとなると色々なツールが必要で、様々なことを勉強しなければならないと思いがちですが、クリスタならその悩みを一気に解消してくれます。

難しく考えなくても気軽にロゴ作成ができ、自分好みのロゴが作成可能です。まずは何も考えずにクリスタで作り始めて、怖がらずにロゴ作成に挑んでみましょう。

自分自身のクリエイティブな部分を発見出来るかもしれません。

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